読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

語り賢者の備忘録

遊戯王語る(せの字 twitter:@se_ypdesuyo)

ネクロス(影霊衣)について①来期(2015/10/01~)の展望-シュリット編-

リミットレギュレーション変更告知から一週間、それぞれのデッキも適応したり、またExパックからの彼岸やストラクの帝など、新しいテーマも参戦し、メタが多様になりますます勝ちにくくなると思います。
今のうちに各デッキ研究をしておくといいと思います。
ということで、タイトル通りネクロスについての展望です。


今回の改訂では主なところだと海皇のディーヴァ、HEROのシャドーミストが制限、そしてあらゆるデッキの中核を担っていたノーデンとプトレマイオスが禁止になりました。そして、それらとは少し違った形での規制となったのがネクロスにおけるシュリットの制限です。

ネクロスはこれまでユニコールの影霊衣、ブリューナクの影霊衣、影霊衣の反魂術と三種制限されていました。そこに加えて今回のシュリット制限ですが、これも今までの規制の形とは違う痛みがあると思ってます。
後続の確保だけでなく、儀式モンスターの出しやすさ、返し能力、安定性・・・直接的な切り札や切り札に繋げるモンスター、というわけではなく全ての行動の中継地点が減るというのは思った以上に厳しいものがあります。
そこで、次に考えるのはシュリットの代役です。


a.シュリットの代役とは
そもそも互換カードがあるならばそれを入れるだけで済みますが、シュリットに関しては完全な互換カードはありません。
単純な代役、といってもシュリットというカードをどう考えるかで大幅に変わってきます。

b.シュリットの役割から導きだす選択肢
シュリットの役割をどう解釈するか、で選択肢として取るカードが変わる、ではどういった解釈があるのか、少し考えてみたいと思います。
シュリットを①「後続の確保」と取る場合、②「儀式サポート」と取る場合、③「返し性能」と取る場合、④「その他」、おそらくこの4パターンが主なのでは?と思います。

c.それぞれのパターンから考える採用する選択肢
前述した①の場合、同様にデッキからサーチする効果を持つ「影霊衣の大魔導士」「影霊衣の舞姫」の採用が考えられます。これらをうまく噛み合わせることで、種族は違えどサーチが出来る、またはサルベージが出来るため、後続を確保しつつ展開していくことが出来ます。そして副次的な効果として、エクシーズに繋げたり、ディサイシブを使うことでルーラーやダークロウなどのシステムモンスターに対しても儀式以外の回答を用意することが出来、対応力は上がります。
これらの弱点としてシュリットとは違い単体のみでは儀式が出来ず、素引きでは少し使いにくい印象があります。しかし降魔鏡の除外での使用やヴァルキュルスでリリースした場合のリターンなどを考えると、採用しやすいカードだと思います。

次に②、儀式サポートとして考える場合のシュリットです。レベルを合わせることなく、少ない消費で大型儀式モンスターを出せる、ネクロスの戦略の中核です。これに関しては互換(下位ではありますが)カードとして、「ヴィジョン・リチュア」と「シャドウ・リチュア」があります。
サーチが出来ずネクロス名称でもない上に追加効果を持たないこれらのカードは明らかな下位互換カードですが、降魔鏡や反魂術を使いやすくし、トリシューラのみならずヴァルキュルスやディサイシブなど、かつてシュリットをリリースすることで出していたモンスターを同じように出すことが出来ます。そして何より素引きしても儀式魔法回収から動いたり、追撃することが可能であり、個人的にはこの選択肢を推してます。ただし下位互換なので使い勝手は目に見えて劣りますし、被ると弱い典型的なカードなので複数積みも出来ず、結果安定性を下げている、とも考えられます。

③の返し性能ですが、これはシュリットならではの役割であり他に代用が効きにくいと思います。単体で儀式をしつつ後続を確保し、相手への回答を要求することは他のカードでは出来ないので、これはシュリットを使い回す、という選択肢が考えられます。
使い回すカードとしては「カタストルの影霊衣」か「戦士の生還」が主な候補でしょうか。これらはシュリットの二枚目、三枚目として同様の効力があり、特に戦士の生還はブリューナクの使い回しも出来、噛み合えば一番強い候補だと思います。しかし、これらの弱点として 【墓地にシュリットがいることが前提である】ということがあります。
これは、シュリットを一度なんらかの形で使った上でさらに必要としているということでもあり、不利な状況に追い込まれているまたはシュリットを使うことで追い撃ちをかける、かのどちらかの場合だと推測されます。さらにもっと言うと、一度シュリットを使っていなければそれらのカードは威力が落ちることでもあります。素引きしたのに使える場面がない、最悪の状況です。戦士の生還はまだしも、カタストルはそういった状況を引き起こしやすいとも言えます。

そして④ですが、これがいわゆる儀式魔人特化型にあたるものだと思ってます。これに関しては全く違うものなので、ここでは割愛します。


以上のことから採用範囲内のカードは意外と少なく、しっかりとしたビジョンがなければ事故要因になるだけのカードになりかねないものが見受けられます。
どのカードを選択するのか、また採用理由が明確であるのか、などシュリットの制限化が残した最大の課題はデッキに対する理解及び解釈をもう一度改める、ということかもしれません。
来期からは特にネクロスに対する理解、プレイングの上手さがそのまま勝敗に直結します。CSレベルなら無論ですが、地方の公認レベルですら単純なコピーでは勝てないと思います。それだけ難易度が高くなったと言えます。構築が出来てるのは当たり前ですが、それ以上にプレイングが求められる、デッキが来期からのネクロスです。