EMhero(竜剣士型)②詳細部分と調整

竜剣士EMheroを使い始めてマッチングの数もそこそこ溜まってきたのと、それによって見えてきた部分があるので書いておきます。

a.変更点
おおまかな構成は前回の記事のレシピからほとんど変わっていませんが、変わった部分については

メイン
・サイクロン2→ツインツイスター2
流行のペンデュラムに強く撃てること、また枠を取らずに複数枚破壊出来ること、手札で腐ったカードの処理やバブルマンのために手札を減らすことなど、一枚で様々な役割をこなせることがわかり変更しました。
特に致命傷になりかねない永続罠に対しては有効であり、裏目を消した上で展開が出来るため採用しない意味がないなと思うレベルでした。

エクストラ
・ダイヤモンドクラブキング→ダークリベリオンエクシーズドラゴン
当初は縛りなしで単純に打点を稼げる上に、任意の素材を切れるクラブキングを優先していましたが、闇属性、ドクロバットベクターP、ダークロウなどで御前試合を踏んでしまうとエクシーズがストップしてしまいジリ貧に陥るパターンが多かったことから、闇属性の汎用エクシーズかつ打点による突破がしやすいダークリベリオンに変更しました。
後攻をもらった場合や逆転を狙って一気にライフを取りたいときにダークリベリオンとライトニングの組み合わせで8000近く取れる場合が見受けられたことや、前述の御前試合ケアなど、単騎で強いクラブキングよりも優先する理由があると感じました。

サイド
・激流葬2→砂塵のバリア-ダストフォース-2
元々先攻展開前提のデッキであり、激流葬では作った盤面を自ら崩してしまうことやペンデュラムおよび彼岸に対して効力が薄いことなどから、場にモンスターを無力化した状態で残したり、激流葬ケアで再展開をしなかった相手に対して奇襲的に使える砂塵のバリアに変更しました。
聖なるバリアや豪炎のバリアなどではモンスターを墓地に送ってしまい、再展開する隙を与えてしまうことが想定されるため、回避しにくい裏にするという特性の砂塵のバリアならではの運用を心がけることでケアされにくいカードでした。

b.環境面
先攻展開出来ればどのデッキもほぼ封殺出来るため、現在の環境トップに対しては強く出れます。しかし、非環境テーマおよび中堅テーマ、特に罠を敷いてくるタイプやメタを貼るタイプのデッキには弱く、噛み合いゲーや手札誘発がないことを祈るしかないようなゲームが多かった印象です。
リソースの確保ではなくリソースを全て使いきり完全な封殺を狙うデッキのため、持久戦に持ち込まれたり、こちらの展開を返されるなどの場合は一気に劣勢に立たされます。構築段階である程度把握はしていましたが、予想以上に厳しく一筋縄ではいかない感じでした。環境的にブラホや羽根帚が減っていますが、それらが積まれている場合、隙を見せると一瞬で流れが傾き、逆転不可にまで持ち込まれるパターンも多々ありました。

c.細部
プレイングとしては、妥協することなくとりあえず出せるだけ出していかなくては難しいです。何度か展開しても弱いハンドのときに、妥協して棒立ちエンドや伏せだけでエンドなどで返すとブラホ羽根帚等のリセットや相手の展開を許してしまい逆に封殺されるパターンがあり、どんなに裏目がありどんなに弱い盤面しか完成しなくても、とにかくできる限りモンスターを立てていく方針の方が意外と良さそうに思えました。
手札誘発のケアもそうですが、下手に直撃を避け迂回した結果弱い盤面を作るくらいなら、直撃覚悟で展開していくことで結果的に勝つ、という想定を無くさないことが大切です。

d.今後の調整
EMEm並のデッキパワーはないですが、各カードパワーはEMEm以上なので、基本的には前述した負けパターンにハマらなければ負けることはないと思います。ルーラーとダークロウによる封殺能力はずはぬけているため、それらをより活かす、ただ出しただけではない強固な盤面を組み立てる発想が必要なのと、冷静な判断、普段から手札パターンからどこまでいけるのかを考えて起きましょう。細かいチューニングする部分、アレンジをする部分についても一人回しをどれだけやったかで変わってくると思います。
しばらくはもう少し研究していく段階ですね。