白黒シャドール-2019環境-④

久しぶりの更新になりますが、今回でまとめとなります。
約半年弱の間、白黒シャドールを使ってきた上で思ったこと、また様々なマッチングから得たことを書いていきます。

a.構築
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以上が最終的な構築となっています。
メインに関しては前回の構築からワイバーを一枚減らしたのみですが、サイドが大きく変わっています。
まずワイバーを減らした理由ですが、単純にデッキのダイエットを図ると共に不要札の引き込みを防止するためです。
白黒シャドールにおいては、白黒竜は実は不要札に近いカードです。序盤ではただの融合素材、中盤にかけてライフレースや後続の確保につながるものなので、初手に来てほしくはありません。なので減らしました。

サイドは想定される相手のデッキ云々ではなく、完全にこちら側がゲームの主導権を握るためのサイドになっています。
具体的に解説します。

b.サイドについて
最初に書いておきますが、このデッキは基本的にマッチの一戦目は「敗北する」のが前提にあります。
それも出来る限り時間をかけての敗北です。万が一勝ったらそれはラッキーゲームでしょう。サイドからあまりいじるものはありません。

では敗北前提で何をするか、になります。
現環境においては先攻が有利となるため、マッチ二戦目は先攻が確実に取れることになります。
そこでサイドチェンジするとこのようになります。

in→シャドールドラゴン、神3種計6枚
out→白黒竜2種計4枚 、エクリプス、ダムド、開闢

こうすることで先攻ミドラーシュに神をバック、手札誘発を握ってエンド、という形を作り出しイージーウィンを狙います。その際注意するのがとにかくミドラーシュと神、の組み合わせを維持し続け、アタッカーを下級シャドールに任せることです。
以前の記事でこのプランはおすすめしませんでしたが、手札誘発を増やしたことと、神系の罠を投入することで安定性が増したことによるものです。

このプランで勝てたなら、次の三戦目、ここがキーポイントになります。
三戦目は以下のようにチェンジします。

in→ブラホ2、超融合2
out→宣告2、警告2

この時点で相手は先攻をとる可能性が極めて高く、かつ時間もなくなりつつあるタイミングなので返し性能の高い後攻用のカードを投入し、二戦目と同様のプランをとりつつカオスモンスター群でライフを優位にしてET勝ちを狙います。

お気づきの方もいらっしゃると思いますが、まともに白黒型で戦うのはマッチの一戦目、後攻を取った場合のみになります。

c.結果
まずはWCS店舗予選から

閃刀姫 ET○
恐竜サンドラ ×○ED○
オルフェゴール ××

でした。前述の通りゲームが長引いているのがわかると思います。

次はとある大会形式のオフ会です。
メモをそのままコピペします。

蠱惑魔 ×○ET×
1 相手初手羽根、ミドラ突破され負け
2 相手初手羽根、フレシアいたけどミドラでセラ殴り続けて勝ち
3 パンクラのssを通告で止めないでシェキナーガと相討ちされてライフ差ついてて負け

ドラコンリンク ×○ed○
1 展開されて負け
2 覚えてません
3 相手のソウルチャージで減ったライフを必死に維持してミドラで締め

サンドラ ○○
1 相手事故、ネフィリムリザード、ルーツでライフ差つけてエルシャ構えて勝ち
2 相手事故、ネフィリムリザードでライフ差つけて虚無エルシャ構えて勝ち

オルフェゴール ××
1 こっち手札フルモンで即サレ
2 ヘッジ反転にうらら、仕方なくヘッジ追加でリンクネフィリムss
ファンタズメイ合わせられるも無理矢理リンクネフィとリザードネフィリム、ビーストと融合落として召喚無効で粘るもユニコーンでバウンスされて融合回収出来ず負け

大きくはこの二つの大会です。スケジュールが合わずなかなかうまく調整出来なかった点もありましたが、結論は出ています。

d.結論及び今後について
結論として、白黒シャドールは現環境ではレヴィオニアかミドラーシュに頼ることしか出来ず、以前のようなパワーデッキではなくなっています。ですが、その代わりやれることが増え、プレイングの幅そのものは広がっています。パンクラ、ファンタズメイやうらら、墓穴など向かい風の中でしたが、白黒特有の大型モンスターの連打やシャドールのミドラーシュによるロックなど、決まるととてもスムーズにゲームが進んでいきます。

今後は一旦研究及び大会に出るのは控え、また時間があるときに少しずつ新たなプランや考えをまとめていこうと思います。
アクセス数もそこそこあるようなので、このブログをきっかけにして白黒シャドールを触ってみるのはいかがでしょうか。